筋膜の繋がりを使った経筋療法
2つの療法を組み合わせた治療法~各筋への刺鍼法、経筋治療法
前回が中止となったこともあり、今回は前回行うはずであった「経筋の基礎知識と病証」も併せて4時間拡大版ということで行いました。いつもより長時間の内容となり、受講者のみなさんは大変だったのではないかと思います。ご苦労様でした。
まず前半の座学は、第1部として「経筋の基礎知識と病証」ということで経筋とはどういったもので、どのように病むのか。また、病巣が発生した場合どのように診断しどのように対処するのかを話しました。
第2部は「2つの療法を組み合わせた治療法~各筋への刺鍼法、経筋治療法~」として膝OAと頚痛に対してどのように考え、実際筋膜の繋がりを使った治療法ではどこにどのようにアプローチすればいいのか、経筋治療ではどうするのか、など実際の臨床に即した内容で話をさせていただきました。
後半は鍼実技と手技を絡めた内容で参加者同士治療をしあうという形で行いました。膝OAに対して疼痛部位にアプローチする前にやるべきことや頚痛に対して症状別のアプローチの仕方etc.今回の勉強会で最も伝えたかったことは、それぞれの治療法の内容は当然のことながら、「解剖学」をもう一度しっかり確認してくださいということと、治療に入る前にしっかりとどの部位に異常が発生しているのかを確認してくださいということです。
この2つをしっかりと行うだけで治療の成果は明らかに変わるはずであると思っています。基本的なことなのですが、あまりにもこの2つのことをやっていない方が多いように感じ、そういうことをこれからも伝えていければと思っています。
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