第4回 アスリートピラティス を指導現場で活かす
前回のアスリートピラティスから基本のピラティスに戻るかたちをとりました。これは完全に私の弱点ですが、ピラティスの基礎の部分の理解度が講義をするに達していないことが顕著だった回だと認めざるを得ません。ペアエクササイズ、誘導の体験実技に頼ってばかりで呼吸や神経系の話に到達できませんでした。
逆に、受講生の皆さんの現場の実情を聞くような場面もあり(日頃聞けない話がシェア出来たことはいいのかもしれません…。)助けて頂いたなぁというのが正直な所です。その中で一つ実感したのが、患者様にはあまり細かに骨・筋肉の付き方まで説明しないと言われていたので、自分の感覚では、説明を必要とするのでは?と意見を述べてみました。
運動指導の現場では、健康や食に関する知識・情報を豊富にお持ちの方も多く、その意欲に応える為にもお伝えする必要性を感じて居ます。特にピラティスの指導現場では骨盤低筋群は聞いただけでは全くわからない事もある為、写真を見せ、ボールの上に座って筋肉の収縮・弛緩を体感してもらうことから始めます。
女性の産前産後のゆるみの防止だけでなく、近年ではデスクワークの多い男性にも尿漏れがあるということ、若年層の下半身の弱化も見られるのでますますピラティスの必要性・需要は高まると感じて居ます。
そういった情報の共有が出来た事はプラスですが、もっと具体的に現場で活きる事、解剖学的内容まで落とし込めなかった事は自分の知識不足で、一般の方の指導の経験だけでは足らない事を痛感した回でもありました。最終回だっただけに情けないですが、【動ける指導者・動ける治療家】でありたいと思う事は変わらず同じように考える方のサポートが少しでも出来ていたなら幸いです。
松本睦美
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