第3回 アスリートピラティス を指導現場で活かす
ピラティスが日本で広まり20年近くになります。医療従事者の方も指導資格を取にいかれる事が多く、フィットネスやスポーツの指導現場だけでなく、運動療法として老若男女に広まりつつあります。
しかしながらまだ若い女性だけのものと思われているのも事実。私自信は中高年の男性に親しみを持って頂きたいと願って居ます。(私のレッスンでは中高年の男性ランナーさんの怪我の予防・改善を推進しています。)受講生の皆様も男性が多く、そういった事もお伝え出来ればピラティスに親しむ男性の増加に繋がると考えました。
そこで、初回は難しい動きの説明ではなく、まずは動いて頂く事に。脊柱の分節、基本であるロールアップ・ロールダウンは繰り返し習得して頂き、それを踏まえて私が取得しているアスリートピラティス(以下AP)という資格の内容に入っていきました。
APとは基礎となるピラティスで体幹を強化しながらスポーツ動作に移行していく為の外的要素をプラスしたものです。不安定要素(ボールなど)や抵抗要素(人の力など)からの力を加えることでより体幹から頭部や四肢に力を伝達させる能力を高めます。スポーツの動作スキルに近づけることで全身をコントロール出来る体幹を作ります。
今回マットピラテスだけでなく、道場の広さも活かしたブリッジターンなども実施しました。基礎の部分の丁寧さは必ず必要ですが、初心者の方に多【わかりにくい】を回避するためは自分の弱点を自覚してから神経伝達系の動きに移行するパターンも有効だということがわかって頂けていたら幸いです。
今回もクライアントさんの為にという受講生もいらっしゃれば、ご自身のためという方もいました。動ける治療家さんが増えることでスポーツの現場とも連携がとれて、選手が安静に故障の改善を待つのではなく、復帰しやすい治療に繋がれば嬉しいです。
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