【障害予防と競技力向上の為のヨガ・ピラティス勉強会活動報告~松本睦美先生~】
第2回 前回の実技に引き続き、2回目も実技を多く取り入れました。ペアで誘導・修正を行うなどより運動療法としてCPYtmがより現場で実践されているような形ですすめてみました。
ポーズの大半が左右非対称の支持基底面上であることから、四つん這い(6肢位)から片足立ち(1肢位)へと変化することや可動域終盤での肢位の維持を求められることから床半力を体幹、四肢のスタビリティ・制御能力が求められ、モビリティとスタビリティの両方を高めることを実感してもらえる様、実際に動くパターンと、相手の動きが適切な可動域まで動いているか又、制御が出来ているかを確認していきました。そうすることによって、安定した体幹だけでなく、それに連動した身体を築くことが出来ることをあらためて実感されていました。
施術と違って、口答で相手を誘導する難しさや、様々関節可動域を瞬時に見抜くことは難しさもあったようですが、やはり身体を診る専門家なので、アジャストは遠慮がちながらもスムーズでした。 JBJT理論も備わっているyogaなので、動くべき部位を動かすように、安定すべき部位を安定させ、さらに連動性を改善するので、代償動作が起きにくくなります。自重で動くyogaは高い負荷がかからないことからもアスレチックリハビリテーションとしても有効であることをお伝えしました。また、裸足で行うため、プロプリオセプターが多数存在するとされている足底から受け取る感覚が姿勢制御の適正化に繋がっていることが意識しやすいことも特徴です。
近年、yoga は女性だけで無く男性や子供のスポーツの現場、姿勢改善の為にも注目されていますが、なぜそうであるのか?ということをより強く理解していただければ幸いです。
次回の障害予防と競技力向上の為のヨガ・ピラティス勉強会は11月27日(日)です。
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