6/12高麗指刺鍼療法 勉強会 活動報告
歴史としては、50年近い高麗手指鍼ですが、当校とは、初めての出会いでした。受講された皆様には、従来の鍼灸とは違うことばかりで、驚きの連続だったことでしょう。なかでも、一番の驚きはその即効力ではないでしょうか?
当日のプログラム進行
① 手指鍼概論スライド
- 成り立ちと創始者について
- 手指鍼の経穴(気穴)について
- 手指鍼治療の進め方
- 手指鍼独自の診察法について 陰陽比較脈診法 三一体型腹診法の紹介
- 適応症について
等々
② 健康の定義について
「健康とは何か?」 10万種類以上あると言われている病気の種類とは、相反して、健康の種類はたった一つだが、意外にも、健康を定義付けた医学は、他に知らない。改めて、健康の実態を知ることで、鍼灸治療の目標到達点を意識する必要性を説く。
③ 施鍼実技
実際に自らの手を刺激して、体に起きる変化を体感する実技
④ 様々な手指鍼独自の治療器具の紹介
持参したのは、中でも、手軽な製品ばかりでしたが、そのオリジナリティに、おそらく、もっとも驚かれた瞬間だったかもしません。
実際の手指鍼講義では、初級、中級、上級と進みますが、基礎初級講座だけでも、最低50時間以上と決められています。この度は、短時間でしたので、理論の概要と器具紹介、ささやかな施鍼体験でしたが、その魅力の一端は、お伝えできたのではないかと、思っています。
手指鍼は、人間の手と脳との進化の過程を応用した、脳を介した比重が大きな鍼灸治療ですから、難病にこそ、その真価が発揮される鍼灸治療法です。新しく鍼灸を学ぶ方々には、従来の鍼灸に慢心することなく、ぜひ、新たな鍼灸の世界に挑戦して欲しいと願っています。
ちなみに、現在発売中の、マキノ出版「安心」8月号、ぶんか社「やせるjelly!夏号」にも私の記事が掲載されています。先々月号「からだにいいこと」にも紹介されています。従来の鍼灸の専門家は数え切れませんが、手の専門家は少ないので、健康各誌に掲載いただく機会、書籍化の話が非常に多いのです。一鍼灸師としての付加価値、差別化を考えた場合、それもまた、この治療法の魅力かと思われます。
高麗指刺鍼療法 松岡 佳余子
次回の高麗指刺鍼療法勉強会は8/28です。
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