第5回「実践できる鍼治療」、今回は「M-Testと中医学診断」です。 動きの異常と経絡を関連させて診断・治療へと繋げていく「M-Test」ですが、それを中医学的に判断し経絡の選択・経穴の配穴をするものです。テスト結果+症状により異常が臓の経絡にあるのか腑の経絡にあるのか、その虚実はどうであるのか、実証の場合は気滞・血瘀の判断、虚証の場合は陰虚・陽虚・気虚の判断を行います。 今回も前半座学、後半実技の形式で行いましたが、前半の座学は中医学の基礎的な理論から、この方法での診断方法やこの方法の利点等を質問を交え勉強しました。 後半の実技はテスト法を完全な状態でより効率よく行う方法や、選穴・取穴から刺鍼にいたるまでをかなり時間が押してしまうほど参加者全員が熱心に行っていました。 この方法は術者の実力の差があっても、テストとその結果の判断さえきっちり出来れば治療効果が上げられるものです。中医学といっても基礎知識さえあればその応用に困ることもありません。よって、キャリアの浅い方に適した方法だといえると思います。今回の参加者の方々も実感できたのではないでしょうか。次回は「M-Testと五行論の応用」です。 次回の勉強会は12/7です。実践できる鍼治療 ご案内http://www.teiyukai.jp/entry-11858860508.html
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