9月8日トリガーポイント勉強会活動報告>鍼クラス気胸のリスク回避のために肋骨に当てるという、あまり一般的ではない方法。分かってもらえたでしょうか?タイプAの押手に肋骨をはめて確実に肋骨に当てる。押し手の感触に自信がなければ切皮しないで下さい。骨に当たるまでキチンと刺入して下さい。安全確保のためです。骨に当たったら押手、刺手の順に離して下さい。理由は分かりますね。一度鍼から手を離したら、もう触らないで下さい。鍼が抜けてきたと思ったら抜いて再度刺鍼し直して下さい。肋骨,烏口突起の感覚を覚えて下さい。肋骨には背部の刺鍼の回で、また刺鍼してもらいます。三角筋で関連痛を誘発してからの刺鍼は、手技での手応えと実際に刺鍼したときの関連痛誘発にズレがあるように感じることが多いです。割り切って、手技での関連痛誘発、上腕骨を直接狙った刺鍼と分けて考えるようにしましょう。>手技クラス肩周りの手技では上腕を把握しながら拇指を安定させることが必要になってきます。決して握らないで下さい。「拇指の向こうに四指がある。」そんなイメージで加圧して下さい。三角筋の筋溝に指を差し込んでタイプBで上腕骨の表面を狙うとき、基本は示指,中指の二指か四指ですが、拇指を使う場合は筋溝をこすりながら、やさしくこじ開けながらゆっくりと差し込んでいって下さい。索状硬結が指をよけてくれます。決して強引に割り込まないで下さい。胸筋へのアプローチの時、肋骨は長軸になめるようにこすってください。皮膚を引っぱりきらない幅で指を往復してください。指だけ動かさずに手全体を手関節から末梢はほぼ固定してください。上腕二頭筋を避けて烏口腕筋、上腕筋へのアプローチ、漫然と上腕を触っていたときと全然違う治療効果を得られます。きっちり触り分け出来るようになってください。次回は前半の最終回ですね。基本的には今までやってきた部位で人にやって欲しいところ、やってみたいところ決めておいてください。実際の具体的な治療の進め方を皆さんと一緒に考えます。 担当講師:平谷鍼クラス手技クラス
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