誤診を防げ!関連痛の臨床~ドクターに聞く!こんな疾患には触るな!!~
講義の内容としては下記の様な順序で関連痛の医学的な意義・研究の歴史・日常の臨床での重要性などに関して解説しました。また、主な内臓疾患と関連痛について説明し凝って掛からなければ結構見落としてしまう危険性もあることを強調しました。
関連痛と混合される放散痛に関しても解説し、そのメカニズムについても詳しく説明して理解していただきました。直接的には関連痛との関係はありませんが、痛みを訴える患者さんを施術されるにあたり、最近話題となっているアロディニア症(異痛症)とトリガーポイントについても取り上げて解説しました。
講義内容の要点
- 関連痛とは?
- 関連痛を見逃さないために!
- 関連痛に関する研究・論文
- 関連痛に関する諸説
- 関連痛のメカニズム(脊髄神経・デルマトーム)
- 関連痛と臨床
- 疼痛過敏を伴う関連痛
- 主な疾患と関連痛
- 放散痛とは?
- アロディニア症(異痛症)
- トリガーポイントについて
講義のまとめとして以下のことを強調しました。
◎代表的な関連痛とその疾患を知っていることが大切で、特に本日お話しした内臓疾患と関連痛に関しては知識として日常の診療・施療に生かして下さい!!
◎施療を何回か行われて、症状の改善傾向が認められないときは、何か内臓疾患が疑われないか、再度問診をして、既往歴で大切なことを聞き漏らしていないかを確認して下さい!!
◎関連痛の存在は疑わなければ重篤な内臓疾患を見落としてしまうことがあり、注意が必要です。
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