実践できる鍼治療活動報告|久保益秀先生

活動報告

年度は2回のみの開催ということで、参加者のみなさんへお伝えしたいことが十分に伝えられないのが残念ですが、その分内容を濃いものにしていこうと考えています。今年度は現代医学的な「筋膜の繋がり」と古典的な「経筋療法」を組み合わせた治療法です。

昨今よくメディアでも取り上げられる「筋膜」ですが、本来、痛みを発する部分は「膜」なのです。筋膜しかり骨膜しかり。。。そのわりに学校等の教育機関ではほとんど取り上げられることがありません。「経筋」も我々が最も臨床上遭遇する機会の多い運動器疾患を治療するためには欠かせないものなのですが、同じく教育機関で取り上げられることがありません。なので、どちらも運動器疾患の治療には(私的に)不可欠なもののこの2つをお伝えしようと考えました。

今回は「肩痛」に対しての治療法です。上肢に走る筋膜のラインの4つと手の経筋脈を使っての治療法なのですが、特別難しいものではなく今まで培ってきた技術で十分対応できるものです。そのため、しっかりと診断さえできれば確実に成果を上げることができていたようです。ただ、今回の勉強会で感じたことは筋肉を的確に捉える技術が不足しているということでした。なので次回はもう少し触診をしっかり練習しようと思います。

次回は「腰痛」編です。ぎっくり腰治療に不可欠な筋、それに対しての触診、診断、治療法などを勉強しようと思っています。


次回、 実践できる鍼治療 勉強会は10/5です。

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