【2/14トリガ-ポイント療法勉強会活動報告~平谷先生~】

【2月14日 トリガーポイント勉強会活動報告】今年度、最後の勉強会になりました。総括として臨床シミュレーションをしていただきました。うまくいったでしょうか?普段、患者さんの症状を聞いて、「大体この辺が悪いな。」というところまでは真面目な問診をしていれば辿り着くと思います。問題は、その先です。「的外れなところをやっているわけではないのに症状が改善しない。」そう感じたことはありませんか?多分、そんなに間違ったことをしているわけではないと思います。考えられるのは、「詰めが甘い」ということです。トリガーポイントは異構造接合部、つまり形や強度が変わるところ、さらに言いかえるなら「継ぎ目」にできやすいですから、解剖学的に部位は絞られてきます。筋健移行部、筋骨移行部にできやすいわけです。筋をイメージすることは大事ですが、骨をイメージするのも同じように大事です。解剖図で骨の筋付着部を示しているものをよく見つめてください。骨模型のザラザラしたところをよく記憶しておいてください。そこに筋が付くわけです。筋腹をなんとなく追いかけるだけでは付着部を攻めきれません。あとは、物の形に道具の形を合わせるということです。筋が逃げないように手や肘のカーブをサスマタのように使って、はめ込む。骨をイメージして骨の形に沿うように手や肘を骨に密着させる。指以外は何度もトライしなければ感覚がつかめません。「量の質的転換」が起こるまで何度も繰り返しトライしてください。繰り返しすることのみが技術の習得を可能にします。一年間ありがとうございました。また、お会いするのを楽しみにしています。              担当講師:平谷 透          

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