【12月13日トリガーポイント勉強会活動報告】 股関節の筋肉は非常に大きな容積を持ちます。容積の大きな筋組織の深部にトリガーポイントが存在する場合、TPに圧を到達させようと思えば持続加圧が必要となります。持続加圧には体重のコントロールが必須です。無段階の体重のコントロールができるようになることで、大きな筋容積のTPも小さな筋容積のTPも処理できるようになります。自分の体重だけでなく受け手(患者)の体重の利用も必要な時があります。受け手の体を自分の指に載せる。持ち上げないが持ち上げる感じで持続加圧+揺らせる。股関節前面外側の筋は仰臥位だと肢位の固定が十分でなく、関連痛誘発に十分な圧が得られないことが多いのでこの手技が必要になります。股関節の重要な筋は腹部からのアプローチも忘れないようにしてください。腹部からのアプローチは無理をせず、急な加圧なしに指を沈められるところからアプローチしてください。深部へのアプローチは、まず、常に何もないところに指を沈めていくことが重要です。指の感覚を鍛えてください。次回は膝を中心にします。できるだけ詳しい解剖の本を見て支帯などをチェックしておいてください。トリガーポイントはほとんど全ての軟部組織にできる可能性があります。 担当講師:平谷 透
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