第4回「実践できる鍼治療」今回から3回に分け「M-Test」を行います。第1回目は「M-Test」の基礎理論と運用についてです。まず、「M-Test」とは何なのか?というところですが、人の動きに経絡の理論を取り入れ、動きの異常=経絡の異常という考えを基に診察・診断・治療を行うという治療法です。また動きだけに止まらずその他の体の異常も経絡の動きの異常となって現れるので、広い範囲の症状に対応できる治療法です。勉強会前半は理論について、経絡についてその特徴と考え方からどのように経絡の理論と人の動きをリンクさせ考えるか、またそこから治療への結び付け方などを話し、後半は実技で実際に参加者の訴えに対応する形で行いました。「M-Test」では最初に行う異常経絡の判断をするためのテスト法が必須なのですが、これは慣れることが必要で、始めのうちはかなりの時間が掛かり参加者も手間取っていましたが、それでもこのテストを行いそれに基づき治療を行うことでそれぞれが納得のいく結果を出せていたように思います。「M-Test」はあと2回あるので、その間に慣れてくれば手際よくテストを行い治療へ繋げていけるようになるでしょう。
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