1/19トリガーポイント療法勉強会活動報告~平谷透先生~

★鍼クラス★腰部起立筋の刺鍼は対側からの方がしやすいと思います。自分側に抱え込むような姿勢で、起立筋の筋腹を棘突起と椎弓のカーブにはめ込むイメージで刺鍼して下さい。もちろん実際に押手の母指と示指で作る溝に筋腹をはめ込んで下さい。棘突起と椎弓のカーブがイメージしにくければ、そのイメージを作るために基本に立ち返って下さい。ヤコビー線上の起立筋に扇状に刺鍼して下さい。そして、必ず骨に当たるまで刺入して下さい。骨に当てることで安全を確保出来ます。自信がなければ刺入しないで下さい。一か八かでの刺鍼と刺入は、信頼関係を傷つけるだけでなく、実際に体を傷つけることになりかねません。私も脇の下にイヤな汗をかきながら練習しました。 ★手技クラス★大腿後面のアプローチ、納得できましたか?見かけの大腿の中心線とハムストリングスの走行は、てんでバラバラです。筋の走行と受けが平行になっていないわけです。難しいですが大腿後面に出来る二つの三角形を分かってアプローチするのと闇雲に触察するのとでは結果が全く異なります。そして、大腿後面で忘れてはいけないのが、大腿四頭筋です。大腿骨粗線を辿ることで大腿四頭筋にもアプローチ出来ます。大腿四頭筋は筋容積の大きな筋ですから全ての部位にアプローチするには大腿後面からも触察できる必要があります。なんとなく大腿後面を触るのはもう止めましょう。次回は主に膝と下腿です。大腿後面と同じように指でキッチリ触れて前腕のローラーでも当てられれば言うことありません。

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