鍼クラスも手技クラスも、とにかく解剖が命です。安全の確保と効果的な施術の為に使える解剖を身につけて下さい。鍼クラス:つまみ押手の主役は拇指と中指です。示指と中指で僧帽筋をつまんでも上手く引っ張り出せません。気胸のリスクを避けるためには、刺鍼部位の僧帽筋を胸郭から離すことが重要です。つまみ押手を修得することの意味がそこにあります。拇指と中指で僧帽筋をつまんで示指を添える。あるいは押手の形をあらかじめ作って中指とでつまむ。鍼尖の感覚を中指で感じながら刺鍼する。これで刺鍼中の気胸のリスクはありません。いったん押手と刺手を離した後は、もうその鍼は触らないでください。刺鍼後も気胸のリスクはあります。棘上筋への刺鍼時のリスクを避けるためには、肩甲骨の肩甲棘より頭方の構造、つまり棘上窩の構造を理解して下さい。刺鍼方向は肩甲棘の際を意識して下さい。とにかく安全の確保には生きた解剖が必要です。骨指標の触り方と筋の触り分けを繰り返し練習して下さい。手技クラス:肩甲挙筋の正確な触り分けが出来ないと、なかなか頚周りの解剖が理解できません。レジメと解剖図と実際の体を見比べて骨指標を基に触りまくって下さい。まずはコロンコロンと筋を追いかけて下さい。加圧はそれが出来てからです。加圧は、握力を使わないように把握固定して、もたれるようにして体重を少しだけオンしてください。そのとき膝をつかないようにして下さい。体重をオン出来ません。「解剖」と「体重のコントロール」が、関連痛の誘発に必要な持続加圧を可能にします。鍼クラスの方も手技クラスの方も、とにかく繰り返し練習して下さい。レジメがぼろぼろになるまで練習して下さい。レジメがぼろぼろになったら新しいのを今度はパウチしてお渡しします(笑)以上、平谷先生からの活動報告でした☆勉強会の様子☆ 鍼クラス
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