1/8P.A.K. Chain 研究会 活動報告
第3回は、上半身Aでやり残した肩甲帯周囲筋をテーマに実施しました。本当は、他にも勉強すべき筋が数多く存在しますが、時間の関係で2筋のみの実施となりました。それでも、詳細に勉強するといくらでも臨床で活かせる情報が沢山出てくるものです。
エクササイズや治療において、意外に肩甲骨の問題は見逃されがちです。肩に症状をもつ患者さんや、Over Headのスポーツ動作においてこの部位がどれだけ重要か。特に、骨性の連結が小さい肩甲胸郭関節の否定形的な動きが、その先に付く最も不安定な肩甲上腕関節に大きく影響し、症状やパフォーマンス不良を起こしている事は明確でしょう。
また、寝返り、座位・立位での姿勢、歩行や走行でのバランスでも、肩甲帯は非常に重要な役割を担っており、まだまだトレーナビリティ、トリートメンタビリティに溢れる部位だと考えています。次回の下半身Bでも、下半身Aでやり損ねた筋をテーマに含め、実施いたします。興味のある方は是非とも参加してみてください。
大阪回生病院 リハビリテーションセンター宮崎喬平 PT, ATC, CSCS, AHA-BLS Inst.
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